SSブログ

湯原温泉トライアスロン2016 レース当日その2 [トライアスロン]

(2)バイク(2:47:50 282位/313名)
 スイム後のトランディンションは、忘れ物が無いように焦らず確実に行った。最後にエネルギージェルを飲み込みスタートである。
 バイクパートの作戦は、最後のランまで脚を残しておく必要から、あまり無理にゴリゴリとペダルを漕がないようにした。これは前回の中土佐のレースで、強者のペースに惑わされて、自分の脚の力量以上に漕いで、膝が痛くなりその後のランが走れなくなった失敗によるものである。特に上り坂では、速度は遅くなるものの、軽いギヤでクルクルと回し、のんびり上ることにしている。必殺、「クルクル作戦」である。
 バイクパートはその特徴から大きく3区間に分けることができた。最初は、アップダウンとカーブの連続する湯原ダム貯水池区間、その後上り基調の田園区間、そして急な下り坂から始まり緩やかな下りが続くハイスピード区間である。この3区間からなる1周約32kmを2周するのである。
 最初の1周は、スイムからバイクへの感覚が戻らず、ペダルを通常通りに漕ぐことができなかった。しかし、2周目からは漕ぐ感覚が戻り楽に走れるようになった。そして、中国地方特有の景色を楽しみながら走ることができた。
 しかし、多くの選手が私を抜き去っていった。結局、スイムから上がった時は、まだほとんどのバイクが残っていたが、バイクパートが終わり戻ってきたら、ほとんどのバイクが到着しており選手がランに移行していた。すなわち、スイムで29位だったのが一気に最下位付近まで順位が落ちたことになる(゜Д゜)。
 まあ、これは最初から予定していたことであり、問題ではない。時間的には、バイクで3時間を予定していたので、バイクパート2時間47分は予定通りであり、スイムの貯金20分を足すとランの時間が3時間30分となり、時間内完走が少し見えてきて、気分的に楽になった。
IMG_1978.JPG
湯原ダム

IMG_1985.JPG
DHスタイルが気持よいハイスピード区間

(3)ラン(2:21:20 283位/313名)
 バイク後のトランディションも慌てること無く、確実に行い、エネルギージェルを飲み込んだ。バイクの後半に尿意を感じたので、スタート直後にトイレに行く。これで最も苦手なランへの準備は完了した。もう、「残り19km走ればいいんだろ!いくら時間がかかっても走ればいいんだろ!」と言い聞かせてのスタートである。ランは、約6kmの周回コースを3周するのである。
 やはり、スタート直後は調子が出なかった。ジョグペースでゆっくり走っているのであるが、とてもしんどく、力が入らないのである。しかし、30分程走っていると、ようやく調子が出てきた。調子が出てきたと言っても、スピードアップする訳ではなく、ジョグのスピードをマイペースで走ることができだしたといったところである。
 しかし、その頃から身体が熱くなり、エイドステーション毎に水を飲み、水浴びをすることになる。また、温泉街の沿道ではおばちゃんが氷水を浴びさせてくれるところがあり、「スペシャル水浴び」として頭と身体に氷水を浴びさせてもらった。これで体温をクールダウンすることができ、大変助かった。結局、3周ともそのおばちゃんにお世話になった。ありがとうございますm(_ _)m。
 ランも2周目後半になると疲れてしんどいものの、周囲の景色とレースを楽しむことができはじめた。「なんだかこの湯原温泉トライアスロンの大会って素晴らしいな~」と(^_^)/~。時間に余裕を持っていたので、時間との闘いはなく、焦ること無くマイペースで走れたのが、レースを楽しむことができた大きな要因と思う。
 ランも3周目となると、多くの選手はゴールしており、走っている選手は疎らとなった。しかし、どの選手も完走目指して、黙々と走っている。そうしていると3周目も終わり、後はフィニッシュゲートまで走るだけとなる。
 ここで私の前後を走っている選手の有無を確認すると、私ひとりである。これは、フィニッシュゲートでかっこいい写真を撮ってもらわないといけないと思い、ウエアと帽子そしてサングラスなどの身だしなみを整え、フィニッシュに備える。
 フィニッシュでは、地元の高校生の女の子が、フィニッシュテープを伸ばして待っていてくれた。その瞬間には、ゼッケン番号、氏名、出身地、そして表情などのコメントをいただき、一瞬でもこのレースのヒーローになった気分である。そして、アイアンマンチャンピオンシップの勝者のように、フィニッシュテープを大きく頭上に掲げながらフィニッシュすることができた。
 総合成績は、5:49:30で257位/313名、50代男子では48位/60名であった。制限時間7時間のところを1時間以上の余裕を持っての完走は、嬉しかった。なにより3種目のレース配分が成功し、辛いトライアスロンのレースを、景色を見ながら楽しめたのがなによりの成果である。
IMG_1990.JPG
湯原温泉の温泉街への入口

IMG_2020.JPG
多くの観客、ボランティア、運営の人で賑わうフィニッシュライン

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。